生活協同組合コープさっぽろ
専務理事 小松 均
この記事は2025年3月14日に掲載された情報となります。
私ども生活協同組合コープさっぽろは、2025年に60周年を迎えます。
もともと設立の背景には、1960年代に活発になった有害な食品添加物や着色料問題といった「食の安全・安心」について消費者とともに小売り側が自主的に考えていくべき、という機運がありました。
この食に対する姿勢は今後も決してぶれることなく、誠実に取り組んでいきたいと考えております。
そして北海道の食といえば、やはり北海道産農畜産物に対する組合員さんたちからの信頼は絶大です。
コープさっぽろの店頭では、生産者さんの顔が見える野菜、果物、お米などを販売しており、その売り上げが少しでも営農支援の一助になればという思いで展開しています。
日本の食料生産事情を考えると、北海道が果たす役割はとてつもなく大きく、北海道の柱である第一次産業で頑張っていらっしゃる方々は、我々第三次産業に関わる者にとっても北海道の元気を支えてくれる宝のような存在です。
そんな北海道の生産者の方々に今後も持続可能な農業を続けていただくためには、消費者との接点を増やしていくと同時に、いいものを作っている方々を正当に評価する仕組みも大切だと考えております。
そこで私たちは、2004年に「コープさっぽろ農業賞」を設立。農業賞、交流賞、新規就農者賞、ビジネスモデル賞など、いくつかのカテゴリーに分け、消費者の目線で、頑張っている生産者を表彰しています。
受賞者の皆さんは農業に対する思いが熱く、人間的にも魅力がある方ばかりです。思わずファンになってしまうような、熱い北海道農業の方々を、コープさっぽろはこれからも応援してまいります。