施肥作業がラクになる「せひラクシリーズ」の利用が増えています。
この記事は2020年8月1日に掲載された情報となります。
ホクレン 肥料農薬部 技術普及課
「せひラクシリーズ」は施肥作業省力化に有効です
せひラクシリーズは窒素成分が高いので、一般的な肥料と比べ施肥量を約3割削減できます。作業時間の短縮や労力軽減を図れます。
取り扱い開始から3年目となる令和1肥料年度は、全道で約8400トンの出荷実績となり(図1)、生産者の皆さんから施肥作業がラクになったという声を多くいただいています。
水稲側条用 15kg袋銘柄登場 田植え作業がもっとラクに
水稲側条用の15kg袋銘柄「せひラクBB側条2526」が登場しました。1袋で10a分の窒素が供給でき、一般的な20kg袋より軽いので、田んぼへの肥料運びや田植機への肥料投入が更にラクになります。
カリを含んでいないので、「BB水稲470V」などカリが高い全層銘柄との組み合わせがおすすめです(表1)。
せひラクシリーズは全21銘柄
せひラクシリーズには、水稲側条用、てん菜用、馬鈴しょ用、デントコーン用、野菜用があり、全部で21銘柄です(令和2年7月現在)。
施肥作業の効率化や労力を軽減したい方、圃場にリン酸・カリが蓄積して肥料コストを削減したい方などにおすすめです。せひラクシリーズに関するお問い合わせは、お近くのJAまでお願いします。
【せひラクシリーズ 使用上の注意】
●従来肥料より施肥量が少なくなるので、必ず施肥機の調整を行なってください。
●リン酸、カリ成分が低い傾向にあるので、土壌分析を行いリン酸・カリが不足する場合は使用を避けてください。