コネクテッドファーム通信(2023年9月)
取り組みNOW ~省力化~

ロボットトラクターを活用した畑作・酪農畜産の各種作業の実証

キーワード:スマート農業ロボットトラクター省力化
ロボトラ実験機によるデントコーン播種実証試験
ロボトラ実験機によるデントコーン播種実証試験
この記事は2023年9月1日に掲載された情報となります。

訓子府実証農場「コネクテッドファーム」の大きな柱として、ロボットトラクター(以下ロボトラ)による作業の実証試験が2023年4月からスタートしました。これは、農家戸数減少や一戸当たり耕作面積増加など、生産現場の喫緊の課題に対応するため、作業の一層の省力化や省人化を目指す取り組みです。

2023年のロボトラ実証試験は、トラクターと作業機が使われる畑作や酪農畜産のいろいろな場面で、各種作業機や作物、圃場毎に、作業にどんな影響がでるか調査することが主なテーマです。

4月から6月までの実証試験は、畑作ではてん菜、馬鈴しょ、大豆、酪農畜産では牧草、デントコーンの各圃場で、施肥、整地、播種などの春作業を行いました。

実証期間は約40日以上、延べ人数で約220名以上のトラクターメーカーの技術者の方が参加しました。トラクターメーカーからは、生産現場と同じ環境で実証試験を行えることや、ホクレンの協力体制に対し一定の評価をいただいています。

今後も訓子府実証農場を拠点に、収穫などの秋作業について、トラクターメーカー・販売会社とともにロボトラの実証試験を重ね、北海道の畑作・酪農畜産作業の自動化・無人化に向け取り組んでいきます。