北海道農協青年部協議会(JA道青協)
会長 渡辺 基樹さん
Profile:1980年10月13日、京極町生まれ。北海道立農業大学校卒業。農業法人(有)M&Tアグリシステムの代表取締役社長を務め、両親・弟とともに馬鈴薯・小麦・大豆・小豆・にんじん・醸造用ぶどう・トマトなどを手がける。JAようてい青年部所属。後志地区青協会長、道青協副会長を経て、今年4月にJA道青協の会長に就任。(京極町の自宅小麦畑にて撮影)
この記事は2016年8月1日に掲載された情報となります。
昨年末のJA北海道大会で掲げられた将来ビジョンは「北海道550万人と共に創る『力強い農業』と『豊かな魅力ある農村』」です。実はこれ、原案の段階では「100万人と共に創る……」だったんです。
ところが青年部から「どうせやるなら全道民550万人を巻き込むべきだ」という意見が出て、それを汲み取ってもらいました。これが大会で決議されたからには、我々も550万人のサポーターづくりの実現に向け、積極的に活動していかなくてはならないと意気込んでいます。
また、道青協が3年前に始めた農村ホームステイ事業も北海道教育委員会との連携が強化され、より拡大しつつあります。これは学校の先生に1泊2日で農作業体験をしてもらい、授業を通じて子どもたちに農業と食の大切さを伝えてもらう取り組みです。今年もすでに20件以上の申し込みが届いています。
今年度の道青協のスローガンは「Exciting Innovation〜夢のある農業へ!〜」、年間活動テーマは「未来に誇れる農業」です。全道12地区7234人の青年部員が対話を重ね、ひとつにまとまれば、大きな力になるはず。ホームページやフェイスブックでも情報を共有・発信しながら、同じ意識を持って同じ方向に邁進していきたいと思っています。