トラクターオイル「スーパーマルチサービス」

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トラクターオイル「スーパーマルチサービス」

この記事は2025年2月25日に掲載された情報となります。

ホクレン 農機燃料自動車部 燃料課

 

オールシーズン性能を発揮する、品質と利便性に優れたトラクターオイルをご紹介します。

 

図1農機メーカー純正油との比較試験結果
図1.農機メーカー純正油との比較試験結果
※当該製品製造元の潤滑油研究所にて試験実施(2024年8月調べ)

 

「スーパーマルチサービス」はオールシーズンで性能を発揮する、品質と利便性に優れたトラクターオイルです。

高度精製ベースオイルと厳選した添加剤を配合することで、メーカー純正油や指定油に匹敵する性能を有しています(図1)。

そのため、今まで複数の潤滑油を使用していた方も油種の統合が可能になり、営農における効率的な潤滑油管理を実現します。

特長①エンジンを除くさまざまな潤滑部位に使用可能

トラクター用共通潤滑油である当オイルは、エンジンを除くさまざまな潤滑部位に使用可能です。

今まで複数の潤滑油を使用していた方は、使用油種の削減が可能になります(図2)。

 

図2使用部位と管理コスト削減内容
図2.使用部位と管理コスト削減内容

 

また、使用する潤滑油の種類が少なくなることで、整備時の誤給油リスクや保管時の在庫スペースの削減にもつながり、効率的な管理が可能となります。

特長②優れた泡立ち防止性能を発揮

潤滑油の泡立ちは油膜切れを引き起こし、使用部位の摩耗につながります。

スーパーマルチサービスはメーカー純正油と比べて泡立ちを起こしにくく(表1)、油膜切れから農業機械を守ります。

 

図3他社製品との泡立ち防止性試験(消泡性の比較)
図3.他社製品との泡立ち防止性試験(消泡性の比較)
規定温度に保った試料に5分間規定流量(94ml/分)の空気を吹き込みます。吹き込み終了直後と10分間放置した後の泡の量を測定します。

 

表1他社製品との泡立ち防止性試験の結果
表1.他社製品との泡立ち防止性試験の結果
表内の試験項目「AFTER」は93.5℃から24℃に冷やした際の値を表します。
数値が0に近いほど泡立ちが少なく、油膜切れを起こしにくいと言えます。

 

特長③過酷な環境にも対応する性能

アメリカ石油協会(API)が定めたAPI規格でGL−4を取得しており(図4)、トラクターに負荷がかかる過酷な北海道の使用環境にも適した性能を有しています。

 

図4ギヤオイルAPI規格
図4.ギヤオイルAPI規格

 

高負荷な環境でも厚い油膜でトラクター内部の部品を保護するため、部品同士の直接接触による焼き付きが起こりにくくなります。

 

使っている方に聞いてみました!

由仁町山本さん(JAそらち南)

コストパフォーマンスに大満足
由仁町 山本さん(JAそらち南)

 

スーパーマルチサービスは父親の代からもう10年以上の付き合いになります。現在は30馬力から110馬力まで4台のトラクターを所有していて、その全てに使用しています。

スーパーマルチサービスを含めてホクレンブランドのオイルは価格が安い印象です。今の機械は大型化が進んでいて、オイルの使用量も増えています。

一度、純正のオイルも使ったことがありますが、コストパフォーマンスを考えるとホクレンオイルで十分だと思います。

今、あらゆる物の価格が高騰している中で、消耗品の価格はできるだけ抑えたいところですが、その部分でホクレンオイルの価格のメリットを大きく感じています。

品質、性能についてもこれまで気になったことはなく、今後も使い続けたいと思っています。