03.表紙でおなじみ、佐々木このみさんのトラクター整備動画でよく分かる!

知っておきたいトラクター整備の基本

キーワード:トラクター整備
知っておきたいトラクター整備の基本
<今回使用したトラクター>
●名称:大地361(系統推奨型式トラクター)
●銘柄・型式:三菱GMHAB
●出力:27.0kw(36.7ps)

 

この記事は2019年10月1日に掲載された情報となります。

 

トラクター整備といっても、難しく考えることはありません。やってみると意外と簡単。普段、機械になじみのない佐々木このみさんが、基本的なトラクター整備に挑戦。機械が苦手な方にも分かりやすく解説します。

 

各整備の内容は動画で確認できます。

動画の再生方法
2次元コードをスマートフォンのカメラで読み取る。
②WEBから動画を再生する。

 


STEP1 作業前点検

 

No.01 外観のチェック 動画はこちら>

POINT
●オイル漏れのチェック
●破損・ひび割れ・がたつき・緩みのチェック

1.タイヤの内側の汚れをチェック
1.タイヤの内側の汚れをチェック。潤滑オイルによる汚れや取付部のがたつき、緩みがないか確認します。

 

2.燃料やエンジンオイルのホース・配管にオイル漏れや、がたつきがないかを確認
2.燃料やエンジンオイルのホース・配管にオイル漏れや、がたつきがないかを確認します。

 

3.トラクター側面や作業機を取り付けるヒッチ部分の破損や油圧部分のオイル漏れなどがないかを確認
3.トラクター側面や作業機を取り付けるヒッチ部分の破損や油圧部分のオイル漏れなどがないかを確認します。

 


 

No.02 エンジンオイルチェック 動画はこちら>

POINT
●エンジンオイルの汚れ・量を確認
●オイルが足りなければ補給

1.オイルゲージを外し、きれいなウエスで拭き取り、ウエスに付いたオイルの汚れを確認
1.オイルゲージを外し、きれいなウエスで拭き取り、ウエスに付いたオイルの汚れを確認します(汚れていればオイル交換)。

 

2.オイルを拭き取ったゲージを奥まで差し込む
2.オイルを拭き取ったゲージを奥まで差し込み、再度外します。

 

3.ゲージの「上限」と「下限」の印の間に油面があることを確認
3.ゲージの「上限」と「下限」の印の間に油面があることを確認します。
オイルが不足していれば補給します。

 


 

No.03 エアクリーナチェック 動画はこちら>

POINT
●エアクリーナの汚れや破損のチェック
●エアクリーナの汚れがあれば掃除

 

1.フック(クランプ)を外し、エアクリーナのカバーを外す
1.フック(クランプ)を外し、エアクリーナのカバーを外します。

 

2.中のエアクリーナエレメントを引き出す
2.中のエアクリーナエレメントを引き出します。

 

3.エレメントの汚れを確認
3.エレメントの汚れを確認します。
汚れていればコンプレッサーで内側からエアを吹き付けて掃除します。

 


 

No.04 冷却水・ウォーターセパレータ・タイヤのチェック 動画はこちら>

POINT
●冷却水が不足・白濁していないかを確認
●ウォーターセパレータ内の水の有無・フロート(浮き)レベルの確認
●タイヤの亀裂、空気圧をチェック
●タイヤ取付部のがたつき、緩みのチェック

 

1.冷却水の確認
1.冷却水の確認
冷却水がタンクの目盛りで【FULL】〜【LOW】の間にあることを確認します。不足しているときは冷却水を補給します。

 

2.ウォーターセパレータの確認
2.ウォーターセパレータの確認
燃料から分離された水を確認。赤いフロート(浮き)が「上限」の目盛りに達する前に上部にあるエア抜きプラグと底のプラグを緩め、水抜きを行います。

 

3.タイヤの確認
3.タイヤの確認
タイヤの亀裂や空気圧をチェック。取付部のボルトやナットの緩みやがたつきがないかを確認します。

 

タイヤの空気圧が過不足の場合は調整
タイヤの空気圧が過不足の場合は調整します。
適正な空気圧は取扱説明書に記載されています。

 

タイヤの空気は入れすぎないでください。破裂し、死傷事故につながる場合があります。タイヤの交換、修理はJAやお買い上げ先にご相談ください。

 


 

点検時の注意点
●点検・整備をするときには平坦な場所で駐車ブレーキをかけ、エンジンを停止させてから行う。
●エンジンやマフラーなどが十分に冷えていることを確認する。

 


STEP2 整備・交換作業

 

※エンジンオイルの適正量・種類は取扱説明書に記載されています。
※エンジンオイルの適正量・種類は取扱説明書に記載されています。

 

No.01 エンジンオイル交換 動画はこちら>

POINT
●初回時は50時間で交換が目安
●それ以降は1年ごと、または250時間で交換が目安

 

1.廃油を受けるトレーを下に置く
1.廃油を受けるトレーを下に置きます。メガネレンチを使って廃油栓を外します。

 

2.廃油栓を取ると、エンジンオイルが抜ける
2.廃油栓を取ると、エンジンオイルが抜けます。完全にオイルが抜けたら廃油栓を緩みがないよう確実に締めます。

 

3.給油キャップを外す
3.給油キャップを外します。

 

4.給油口から新しいエンジンオイルをゆっくりと入れる
4.給油口から新しいエンジンオイルをゆっくりと入れます。入れ終わったら給油キャップを締めます。

 

5.オイルゲージを抜き、きれいなウエスで拭き取る
5.オイルゲージを抜き、きれいなウエスで拭き取ります。

 

6.オイルゲージを奥まで差し込み、再度外す
6.オイルゲージを奥まで差し込み、再度外します。
ゲージの「上限」と「下限」の間に油面があることを確認します。

 

交換時の注意点
●エンジンオイルの交換は必ずエンジンが冷えた状態で行ってください。
●オイルを入れた後、オイルが足りない時は補給、多い場合は抜き取ります。

 


 

No.02 エンジンオイルフィルタ交換 動画はこちら>

POINT
●初回時は50時間で交換が目安
それ以降は1年ごと、または500時間で交換が目安

 

1.エンジンオイルを排出した後にフィルタを外す
1.エンジンオイルを排出した後にフィルタを外します。オイルフィルタレンチなどを使いフィルタを緩めていきます。

 

2.取付面の汚れを拭き取ります。
2.取付面の汚れを拭き取ります。
新しいエンジンオイルフィルタのリングにエンジンオイルを塗ります。

 

3.リングが取付面に接触してから3分の2回転まで回し締め付ける
3.リングが取付面に接触してから3分の2回転まで回し締め付けます。

 


 

No.03 エアクリーナ交換 動画はこちら>

POINT
●交換は1年ごとが目安

 

1.フック(クランプ)を外し、エアクリーナのカバーを外す
1.フック(クランプ)を外し、エアクリーナのカバーを外します。

 

2.中の古いエアクリーナを引き出す
2.中の古いエアクリーナを引き出します。

 

3.新しいエアクリーナを押し込み、カバーをしてフック(クランプ)でしっかりと止める
3.新しいエアクリーナを押し込み、カバーをしてフック(クランプ)でしっかりと止めます。

 


 

STEP3 格納前

 

長期格納前点検 動画はこちら>

POINT
●確認することで思わぬトラブルを防げます
●異常がある時は早めに修理に出します

 

1.オイル漏れや破損などがないか外観のチェックを行います。

 

2.前タイヤの車軸部分などにあるグリース注入口の突起にグリースガンを使用してグリースを入れる
2.前タイヤの車軸部分などにあるグリース注入口の突起(グリースアップニップル)にグリースガンを使用してグリースを入れます。
また油さしなどで各種操作レバーがスムーズに動くように注油します。

 

3.クラッチやブレーキなど各種ペダルの遊びや作動を確認
3.クラッチやブレーキなど各種ペダルの遊びや作動を確認します。
異常がある時は販売店などに相談しましょう。

 


チェックシートを使ってしっかりと点検しよう!

整備・点検をもれなく行い、記録を残すためにもチェックシートを使いましょう。

 

チェックシートを使って点検しよう

チェックシートをダウンロード>

 

※点検・交換方法・交換時期などはメーカー・形式により異なります。詳しくはご使用トラクターの取扱説明書をご覧ください。