この記事は2024年2月1日に掲載された情報となります。
厚真町 畑嶋 賢蔵さん(JAとまこまい広域)
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播種から収穫まで細かく作業計画を立て適期栽培に努めると共に、前年の出来方を記録し土質に合わせた施肥設計をしています。
DATA
●耕地面積:46.6ha
●水稲作付面積:ゆめぴりか23.7ha、ななつぼし11.4ha、えみまる5.7ha
●育苗形式:中苗マット
●栽植密度:畦幅30cm ㎡当たりの株数80株
●移植時期:5月12〜26日
●耕地面積:46.6ha
●水稲作付面積:ゆめぴりか23.7ha、ななつぼし11.4ha、えみまる5.7ha
●育苗形式:中苗マット
●栽植密度:畦幅30cm ㎡当たりの株数80株
●移植時期:5月12〜26日
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適期に栽培・収穫を行うコツって何でしょうか?
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育苗から収穫まで、計画を立てながら、必要な設備を入れて実行しているよ
基本技術を徹底すると共に、その年の天候を見ながら栽培しています。田植えはハウス1棟分を2日かけ、計8回で行うため、そこから逆算して播種も2日ごとに8回に分けて行い、最後まで若苗で植えて活着を良くするようにしています。
中干しは6月20日ころに圃場により1〜2回行いました。収穫の際は刈り遅れを防ぐため能力の高い6条のコンバインを使用、更に従来は乾燥機4台で稼働していたところ、今年は5台入れて乾燥能力を高めたことで1日に収穫できる量が増え、適期収穫ができました。
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良食味米を作るための施肥設計はどのようにしていますか?
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側条施肥を重点に後半の出来を抑え、土質によって元肥を調整しているよ
肥料を多く入れすぎないことを基本としています。うちでは父の代から、出来方によって施肥量を変えてきました。今は息子がその年の出来を記録し、翌年の施肥量を調整しています。
ゆめぴりかの圃場の中でも沖積土、泥炭地、砂地と土質が分かれており、後半の肥料の効きが違ってきます。そのため、元肥の量を圃場ごとに調整すると共に、側条施肥に重点を置き、施肥量を35キロと決めて後半の出来を抑えています。
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その他のポイント
● 猛暑のため7月下旬から8月の日中に水の入れ替えを行い、水温を調整
● 乾土効果の高い水田プラウで稲わらのすき込みを行いワキを軽減