皆さんからの疑問を大募集！

今更聞けない疑問をデスカ3号が代わりに聞きます。皆さんの疑問をアンケートでお寄せください。

 

この記事は2024年8月1日に掲載された情報となります。

 

農業ロボット「デスカ3号」

農業お手伝いロボットとして開発され、北海道の生産地をさすらいながらお助けします。開発されたばかりなので農業はまったくの初心者です。

 

 

緑肥とは、栽培した植物を土の中にすき込み、主に肥料として利用するものです。緑肥は肥料としての効果のほか、根を張ることで土を軟らかくしたり、水はけをよくしたりする効果もあります。

また、同じ圃場で同じ作物を繰り返し栽培し続けると、収量が落ちるなどの連作障害が生じることもありますが、緑肥栽培をはさむことでそれらの軽減も期待できます。

緑肥作物には種類がたくさんあり、それぞれさまざまな効果があります。例えばマメ科の緑肥作物であるアカクローバやヘアリーベッチを栽培すると、根に共生する根粒菌の窒素固定の働きで、その後に作付けする作物に対しての窒素肥料を更に減らすことができます。

また、エンバクの近縁種であるアウェナストリゴサ（えん麦野生種）は、根菜類などで問題となる害虫「キタネグサレセンチュウ」を減らす効果があります。

圃場の状態や前後の作物のことを考えながら、目的に合った緑肥作物を利用することが重要です。