この記事は2018年8月1日に掲載された情報となります。
水稲の作業で重要な水管理にかかる労力は、総労働時間の約2〜3割を占めるという試算もある大変な作業。
特に離れた場所に複数の水田を持つ生産者にとって水管理の労力軽減は生産性の向上に直結する課題です。こうした生産現場からの課題に対し、ICTを使った水田の水管理が進められています。
水位や水の温度などを水位センサーで捉え、離れたところからスマートフォンやタブレットでチェック。
的確に状況を把握しながら水田の給排水をコントロールできる「給排水遠隔制御装置による圃場水管理システム」では、インターネットを通じ、水管理の自動化まで実現。既存のバルブや用水路をそのまま利用できる汎用タイプもあり、注目されています。
また、給排水は自動化できないものの、水位・温度など水田の状況を把握できる「水田センサー」も導入の手軽さから普及が期待されています。