でん粉原料用馬鈴しょ生産者講習会で講演

キーワード:でん粉原料用馬鈴しょ生産性向上
講習会の様子(網走市)
講習会の様子(網走市)
この記事は2024年4月8日に掲載された情報となります。

畑作物水稲開発課

 

馬鈴しょでん粉の生産量が年々減少、令和5年産は過去最低水準となり、供給制限が続く中、でん粉原料用馬鈴しょの作付け拡大と生産量増加に向け、栽培技術とユーザーからの安定供給への強い要望を伝えるため、でん粉原料用馬鈴しょ生産者講習会がホクレンでん粉課主催で開催されました。

その講習会において、コナヒメの安定生産に向けた取り組みをテーマに畑作物水稲開発課が講演し、早枯れ症状や茎葉の軟弱徒長が不安定な収量の要因とされるコナヒメの生産性改善に向けた方策の提案などを行いました。

2月29日に網走市、3月1日に帯広市で開催された講習会には、生産者・JAなどを中心に網走市で約190名、帯広市で約130名が参加、馬鈴しょでん粉をめぐる情勢や、「でん粉生産振興事業」についての報告のほか、トークセッションも開催され、参加した馬鈴しょでん粉を使用する実需者(全国12社16名)から、片栗粉や菓子だけでなく、医療用原料など幅広い分野で使われている報告や、馬鈴しょでん粉は替えが効かない原料であると安定供給への要望がありました。

また、セッション後は、蒲鉾やたまごボーロ等の馬鈴しょでん粉を使用した製品を手にしながら、生産者と実需者の間で活発な意見交換も行われました。

 

トークセッションの様子(帯広市)
トークセッションの様子(帯広市)