コネクテッドファーム通信(2024年6月)
取り組みNOW ~生産性向上~

データを駆使した農業に向け、データ提供サービスの有用性確認を行っています

キーワード:コネクテッドファームザルビオ可変施肥生産性向上省力化
この記事は2024年6月1日に掲載された情報となります。

訓子府実証農場 農産技術課

 

ホクレン訓子府実証農場では、さまざまなデータを駆使した農業に向け、ザルビオ※による生育・病害予測機能や、生育マップデータを利用した可変施肥機能の有用性確認を行っています。

生育期を精度高く予測できれば、追肥や防除、中耕などの管理作業や収穫作業を計画的に行うことが期待できます。そこで、ザルビオで予測された生育期や重要病害発生時期の精度を、当農場の秋播き小麦、直播てん菜、馬鈴しょの栽培管理を行う中で確認しています。

また、秋播き小麦の追肥作業で、ザルビオから得られたデータを用いて可変施肥を行い、その効果や導入への課題の一つである、生育マップから施肥マップ作成、データの可変施肥機への読み込みまでの操作性について確認しています。今後も当農場での実施事例を積み上げ、生産現場の支援につなげていきます。

※ザルビオ(xarvio® FIELD MANAGER)は、JA全農がサービスを提供する栽培管理支援システム

※ザルビオはアグリポートVOL.34でも紹介しています。ザルビオの記事へ

 

予測した各作物の生育期や病害
予測した各作物の生育期や病害

 

秋播き小麦の予測機能画面
秋播き小麦の予測機能画面

 

可変施肥の作業管理画面
可変施肥の作業管理画面