令和5年7月6日
各 位
肥料農薬部 農薬課
この記事は2023年7月6日に掲載された情報となります。
ホクレンでは、令和3年度から請負散布事業を展開している中で、ドローンによるセンシングに基づくピンポイント散布について、株式会社NTTドコモ(令和4年7月からはエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)と画像データの解析システムの構築に向け取り組んできた経過にあります。
今回は、畜産・酪農分野における牧草生産で、草地のピンポイント更新技術を活用した商用サービスとして「エゾノギシギシピンポイント検知サービス」をご紹介します。
なお、本サービスは令和5年度の「エコ畜事業:環境負荷軽減型持続的生産支援対策」において、交付金の交付要件にある「草地のピンポイント更新技術の活用」として選択可能なメニューとして取り組み可能です。
1.提供サービスの概要
(1)サービス名称
エゾノギシギシピンポイント検知サービス
(2)業務委託先
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
2. 提供サービスについて
(1)ドローン空撮(機材・システム利用料込み)
(2)エゾノギシギシ検知(AI画像認識)
(3)検出結果レポート作成・提供
※センシング時期として、草地収穫後10日程度を推奨しておりますが、上空からエゾノギシギシが確認できれば検知は可能です。
3.注意事項
・当サービスにあたり、ご依頼圃場までお伺いし撮影を実施するため、事前のお申込みをお願いします。
・センシング実施日については、天候等の理由により変更となる場合がございます。
4.今後の取り進め
現状では対象薬剤に空中散布農薬登録がないことやセンシングデータの散布機(ドローン)へのデータが未連動となっていますが、センシング事業を先進的に取り組むことで、農薬のピンポイント散布技術の開発につなげ、請負散布による生産者の労働力不足問題に対する支援ならびに生産者のコスト低減につなげていきます。
5.お問い合わせ先
本サービスにご興味のある方は、最寄りのJAまでご連絡してください。