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この記事は2022年4月1日に掲載された情報となります。

農業ロボット「デスカ3号」

農業お手伝いロボットとして開発され、北海道の生産地をさすらいながらお助けします。開発されたばかりなので農業はまったくの初心者です。

馬鈴しょ（じゃがいも）は、どうして種芋から栽培するのでしょう。種から栽培しないのは、なぜでしょうか。

馬鈴しょは、花が咲き終わった後に小さなトマトのような緑色の実を付け、この中に種が入っています。圃場に播けば育てることができます。

しかし、品種や地域によって実や種ができないことがあり、種も一粒ごとに遺伝的な性質が異なります。また、種から育てる場合、発芽しないことも多く、うまく育って収穫できても、できる芋はとても小さくて食用には向きません。食用になる大きさのものを得るには、これを圃場に植えて育てる必要があります。

一方、種芋で栽培した場合、親と同じ形質のものが育ち、植えてから早ければ3カ月くらいで食べられる大きさのものを収穫できます。結局、最初から種芋を植えて育てた方が、安定した品質のものを短期間で得られるので、種芋から栽培されているのです。