これって何デスカ?VOL.28
秋まき小麦・春まき小麦の特徴や違いとは?

キーワード:小麦春播き小麦秋播き小麦

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この記事は2025年12月1日に掲載された情報となります。

 

デスカ3号

農業ロボット「デスカ3号」

農業お手伝いロボットとして開発され、北海道の生産地をさすらいながらお助けします。開発されたばかりなので農業はまったくの初心者です。

 

デスカVOL28

 

秋まき小麦と春まき小麦では、種まき時期や品種が異なります。秋まき小麦は9月下旬に種を播き、その年の10月上旬に芽を出します。

耐雪性に優れ、雪の下で冬を越え、翌年7月中〜下旬に収穫します。

春まき小麦と比較して生育期間が長いので、単位面積当たりの収量は多いですが、一定期間低温にさらされないと穂が出ない性質があるため、春に播くと葉が繁茂したまま出穂せずに枯死してしまいます。

代表的な品種「きたほなみ」は、北海道の小麦作付面積の約69%を占め、うどんなどの日本めん用をはじめ、幅広く利用されています。

他に、「ゆめちから」などパン・中華めん用品種や、「北見95号」などの菓子用品種があります。

春まき小麦は4月中〜下旬に種を播き、7月下旬〜8月上旬にかけて収穫します。

種播き時期が春先なので輪作体系に組み入れやすいです。春まき小麦は、北海道の小麦作付面積の約14%を占め、パン用小麦として評価を得ている「春よ恋」が代表的な品種です。他にパン・中華めん用品種の「ハルユタカ」などが作付けされています。