コネクテッドファーム通信(2024年10月)
取り組みNOW ~生産性向上

秋播き小麦の可変施肥試験での収量調査結果を紹介します(速報)

キーワード:コネクトテッドファーム可変施肥生産性向上秋播き小麦
この記事は2024年10月1日に掲載された情報となります。

訓子府実証農場 農産技術課

 

ホクレン訓子府実証農場 農産技術課では、秋播き小麦の追肥、直播てん菜および馬鈴しょの基肥で、可変施肥を実施しています。今回は、秋播き小麦の起生期、幼穂形成期および止葉期の追肥において、可変施肥を実施した試験結果(速報)をお伝えします。

これまでは施肥量削減を目標として可変施肥量を設定していましたが、2024年度からは増収を目標に試験を実施しています。すなわち、総施肥量は定量施肥と同じとし、生育に合わせて適正に配分する方法で可変施肥を行いました。
その結果、可変施肥区では、生育の均一化に加え、増収(定量施肥対比で105%)が認められ、狙い通りの結果が得られました。今後も試験を継続し、成果を発信していきます。

※変動係数:穂数や収量のばらつきを表す数値で、小さいほどばらつきも小さくなる。
※可変施肥:可変施肥区では、生育に応じて施肥量増減を行ったが、生育期毎の総施肥量は定量施肥区と同量とした。
※2.4mm篩上(ふるいうえ):ふるい目が2.4mmのふるい上