皆さんからの疑問を大募集!
今更聞けない疑問をデスカ3号が代わりに聞きます。皆さんの疑問をアンケートでお寄せください。
この記事は2021年12月1日に掲載された情報となります。
農業ロボット「デスカ3号」
農業お手伝いロボットとして開発され、北海道の生産地をさすらいながらお助けします。開発されたばかりなので農業はまったくの初心者です。
牛乳の色は、成分に含まれるタンパク質と脂肪により、作り出されます。牛乳には、カゼインというタンパク質が多く含まれています。カゼインは水に溶けにくい性質のため、リン酸カルシウムやリン酸マグネシウムなどと結びつき、とても小さな粒子となって浮遊しています。これが、牛乳1ml中に約15兆個あり、また、脂肪も脂肪球と呼ばれる球状となって20〜60億個浮遊しています。
牛乳が白く見えるのは、このタンパク質や脂肪球の無数の微粒子が光を乱反射するためです。雲や雪が白く見えるのも同じ現象です。
そもそも、牛乳は人が出す母乳と同様に血液から作られていますが、赤血球を含まないので赤くありません。また、牛乳の乳白色は微妙に黄色みがかっています。これは牛乳の脂肪に含まれるカロテンの色で、牛が食べる牧草、デントコーンにカロテンがたくさん含まれている時は、より黄色がかって見えます。
牛乳をよく見ると白以外にも多くの色が入っています。たまには、じっくり観察してから栄養たっぷりの牛乳を飲むのもおすすめです。