分娩事故を大幅低減「モバイル牛温恵」の活用事例を動画で紹介

キーワード:スマート農業
「モバイル牛温恵」の機能・使い方と活用事例の詳細は、「ホクレンアグリポートチャンネル」をご覧ください。
「モバイル牛温恵」の機能・使い方と活用事例の詳細は、「ホクレンアグリポートチャンネル」をご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=_VIpBwLVOg0

ホクレンの営農支援の現場からさまざまな取り組みや情報をお届けします。

この記事は2021年6月1日に掲載された情報となります。

Hokuren area Report
営農支援センター

ホクレン営農支援センターでは、YouTube「ホクレンアグリポートチャンネル」に道内生産者への取材を元にした「モバイル牛温恵」の動画を公開しています。

「モバイル牛温恵」は、分娩を控えた牛の体内に温度センサーを挿入。体温の変化から分娩兆候を予測し、パソコンやモバイル機器に知らせる装置です。ホクレン訓子府実証農場でも2018年に導入後、分娩事故が大幅に低減されました。また、分娩準備や分娩後の牛のケアに余裕が生まれるというメリットもあります(アグリポート27号を参照)。

モバイル牛温恵について
図1.モバイル牛温恵について

これまでは和牛での利用が先行していましたが、今回は3年前より酪農で有効活用している道内の生産者を取材しました。

その牧場では、乳牛約420頭(未経産牛220頭、搾乳牛200頭)と和牛約60頭を飼養しており、年間200頭以上、多い時は1日5〜6頭も分娩することがあります。

初産牛の分娩が近づくと、夜中に何度も様子を見に行かなければならず、寝不足が続くことも。また、分娩事故も少なくなく、冬期には朝牛舎に行くと生まれたばかりの子牛が冷たくなっていた、という経験を何度もしたそうです。

経営面と精神面でダメージが大きい分娩事故を1件でも減らしたいという思いがあり「モバイル牛温恵」をJ‌Aから紹介され、すぐに導入。年間10件ほどあった分娩事故が、導入後は年間平均で1件以下と大きく減らすことができたそうです。また、夜中に何度も牛を見に行くことが減り、気持ちと時間に余裕が生まれたとのことです。