そらち南さつまいもクラブ

自治体などと連携することで情報発信力をアップできる

キーワード:SNSさつまいも情報発信
自治体などと連携することで情報発信力をアップできる
この記事は2023年4月1日に掲載された情報となります。

そらち南さつまいもクラブ 代表 川端 祐平さん

そらち南さつまいもクラブ
代表 川端 祐平さん

SNSや直売イベントなどで消費者の声を直接聞けるのはモチベーションアップになります。今後は、さつまいもの選別体験など食育活動にも取り組みたいです。

ブランドの知名度アップに向け、自治体などと協働で「由栗(ゆっくり)いも」をPRする「そらち南さつまいもクラブ」。「由栗いも」の情報をどのように発信しているのか、代表の川端さんにお聞きしました。

「そらち南さつまいもクラブ」

それぞれができることを連携すれば訴求効果はアップする

「由仁町・栗山町の特産品を作り、多くの人に知ってもらいたい」

そうした思いから誕生した「そらち南さつまいもクラブ(以下 クラブ)」は、今年で発足3年目。クラブで生産する、さつまいも「由栗(ゆっくり)いも」を使ったイベントや、企業とコラボしたスイーツを販売するなど、さまざまな活動をしています。

「自治体、J‌Aと魅力的な特産物を作るという目標を共有し、活動しています」と、クラブの代表を務める川端さん。ブランド訴求をしていく中、川端さんは協働の効果を実感しました。例えば、由仁町観光協会をはじめ、関係機関で構成する「由仁いもブランディング委員会」が主催した「由栗いもフェスティバル」は、イベント期間中に由仁町内15店の飲食店が「由栗いも」を使ったオリジナルメニューを提供。クラブもSNSで情報を発信。それぞれができる範囲で協力し、大きな効果を上げたのです。

フェイスブックやインスタグラムを中心に情報を発信。多忙な時期は更新が難しいこともありますが、研修や食育活動など無理のない範囲で運用。冬はさつまいもが売れる時期なのでイベントを中心に情報を発信しています。
フェイスブックやインスタグラムを中心に情報を発信。多忙な時期は更新が難しいこともありますが、研修や食育活動など無理のない範囲で運用。冬はさつまいもが売れる時期なのでイベントを中心に情報を発信しています。 https://www.facebook.com/people/%E3%81%9D%E3%82%89%E3%81%A1%E5%8D%97%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%81%84%E3%82%82%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96/100076825524085/

「情報発信で大切なのは、仲間を作ること。人だと行き詰まってしまう時でも、仲間と知恵を出し合うことで、取り組みやすくなります。新商品を作るのであれば人で作るのではなく、町やJ‌Aを通じて、ほかの生産者との協力を考えてもいいと思います」

また、クラブでは継続した情報発信を重視しています。

「SNSは多くの人と横のつながりができ、幅広い層に情報を伝えられます。更新は大変ですが、クラブでは無理せず、できる人が更新することで、情報発信を継続しています」

 複数人で取り組み、更新作業の負担を軽減。無理のない運用が継続のポイントとなっています。

「まだ課題がある」という川端さん。今後は由栗いもを消費者にとって、更に身近にしたいと考えています。情報発信を通じて北海道産さつまいもの知名度を上げ、生産量が上がり、ブランド価値が高まる未来へ向けて挑戦は続きます。

そらち南さつまいもクラブHP
そらち南さつまいもクラブHP https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000204755

POINT

・自治体などと連携し効果的に宣伝する
・SNSは複数人で活用する
・同じ目的の仲間を作る