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GAP入門VOL.6 リスクの評価と対策③

キーワード:GAPマンガ

当課のJGAP(ほうれんそう)への取り組みでは、労働(農作業)安全に係るリスク(危険性)の洗い出しと対策に加え、事故発生時の備えも実施しています。万が一の際の対応を整理しておくのも大切です。

この記事は2020年4月1日に掲載された情報となります。

ホクレン 訓子府実証農場 農産技術課 係長 佐久間 芳則

ホクレン 訓子府実証農場 農産技術課
係長 佐久間 芳則

GAP入門 VOL.6 リスクの評価と対策③

当課の労働安全に係るリスク評価と対策について、トラクターを使った作業を例に紹介します。

❶作業機取り替えや乗車・降車など、危険を伴う作業内容を整理
その作業ごとに考えられるリスクを挙げて特定(挟まれ、落下など)
❸発生した際の影響の大きさと頻度からリスクの大きさを評価
❹対策の内容を検討(作業手順の徹底や後ろ向きでの乗降など)
❺課内全員で共有

また、これらリスク低減への取り組みに加え、事故が発生した時の被害者の安全確保や応急措置などの対応手順、緊急時の連絡先などについても整理し周知しました。

応急手当の方法を担当者が講習会で学び、救急箱の中身も想定されるリスクに合わせて整え、作業する場所の近くに置き、すぐ使えるようにしています。

事故が起きないようにするだけでなく、万が発生した場合の対応や、日々の体調についても確認しておくことはとても大切だと感じています。

次号は「農薬散布の手順」について紹介します。