![写真1 ブロードキャスターによる可変施肥](https://agriport.jp/wp-content/uploads/2023/05/e6c012b541ddd890cea10224e1d28df8.jpg)
この記事は2023年6月1日に掲載された情報となります。
訓子府実証農場 農産技術課
訓子府実証農場 農産技術課では4月下旬、直播てん菜の施肥(写真1)・播種を実施し、コスト削減を目的とした「可変施肥」の実証試験を開始しました。「可変施肥」とは、衛星データを基とした植物の生育状況(植生指数NDVI)、土壌肥沃度(地力マップ)を活用し、生育ムラ、土壌肥沃度ムラに応じて肥料を振り分ける技術です。
本実証では、生育が悪かったり、土壌肥沃度が低い箇所には肥料を多く施用し、生育の回復と収量確保を図り、生育が良かったり、土壌肥沃度の高い箇所には肥料を少なく施用し、肥料削減によるコスト削減を目指します。具体的には、①前作の生育ムラ(当農場では秋播き小麦)を基に施肥設計した試験区(図1)、②土壌肥沃度を基に施肥設計した試験区(図2)、③慣行区(土壌分析結果に基づく定量施肥)の3試験区にて、肥料削減量、収量性ついて検証していきます。
![写真2.データ解析の様子](https://agriport.jp/wp-content/uploads/2023/05/9f4d8245d4977f617e880b8742228ca8-1024x640.jpg)
![前作の生育ムラ(NCVI:植生指数)を活用した基肥可変施肥マップ](https://agriport.jp/wp-content/uploads/2023/05/818ad90f0f8829fe4f25a78c3922d654-1024x733.jpg)
![土壌肥沃土(地力マップ)を活用した基肥可変施肥マップ](https://agriport.jp/wp-content/uploads/2023/05/3453f89f45dbb84c3a0af115e5123ad0-1024x733.jpg)