「直送大型規格」の活用でコスト低減を

キーワード:直送大型規格農薬

コスト低減に役立つ「直送大型規格」利用が拡大しています。

この記事は2022年10月1日に掲載された情報となります。

ホクレン肥料農薬部 農薬課

ホクレンでは、生産者の農薬コスト低減を目指し、従来の大型規格よりも更に大きな「直送大型規格」の取り扱いをしています。

この直送大型規格は、予約取りまとめに基づき、メーカーから生産者宅まで直送することで物流コストを削減し、スケールメリットによる製造コストの削減と合わせ、価格の引き下げを実現した規格です。

2017年度に4品目から始まった直送大型規格。2022年度では35品目まで増えています(表1)。普及面積も拡大し続け、全道では1万2300haを超えました。中でも、水稲除草剤の分野では、道内の水稲作付面積の約10%にあたる1万300haで使用されています(図1)。

現在は水稲中心の普及ですが、畑作分野などでも活用していただくため、「ベタナール乳剤」や「ジェイエース水溶剤」、「バスタ液剤」などの取り扱いを開始しました。

今後も、現地ニーズに合った品目の展開を図り、更なる北海道農業の発展に向け、生産者のコスト低減に役立つ取り組みを進めていきます。

 

直送大型規格

 

直送大型規格の普及面積(北海道内)
図1.直送大型規格の普及面積(北海道内)

 

直送大型規格品目一覧(2022年現在)
表1.直送大型規格品目一覧(2022年現在)