この記事は2023年11月2日に掲載された情報となります。
「現場で使える!マニュアル講座」の2回目は、恵庭市農福連携成功事例集から学ぶ、マニュアルづくりのポイントです。これは農福連携の取り組みを広げるため、同市内の事例を取材し、具体的な内容を写真など使って分かりやすくまとめたものです。この事例集には初めての人にも理解しやすいマニュアルづくりに役立つヒントがたくさんあります。工夫のいくつかを紹介します。
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現場で役立つものになるよう、マニュアル博士がしっかり解説します!
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博士の助手です!初心者の私と一緒にマニュアルを学びましょう!
POINT1:作業風景を動画で見せる
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写真や文字だけだと、具体的な作業がイメージしづらいけど、動画だととても良く分かりますね。
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作業内容を理解してもらうのに、作業風景の動画はとても効果的。ぜひ取り入れてほしいものだね。
POINT2:作業の留意事項などもポイントを盛り込む
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作業手順だけでなく、作業単価や作業時期、難易度や留意事項などもポイントを記載しておけば、その作業への理解が更に深まるのだ!
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ポイントのみ記載されているので、頭に入りやすいですね。
POINT3:作業手順は細分化して見せる
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農福連携では、通常は一人でやることでも、一連の作業を切り分け細分化し複数人で行うことで、障がいのある方も取り組みやすい工夫をしたりする。切り分けた作業ごとに写真を撮れば、作業の流れもとても分かりやすくなるのだよ。
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どんな作業なのか、細かく手順を分けてくれると、作業の流れがイメージしやすいですね。
POINT4:写真は手元が良く写るようクローズアップに
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細かい作業内容も、手元が写っていれば分かりやすいですね!
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手元をクローズアップして撮れば、細かいところも良く見える。この事例集では、切り分けた手順ごとに動きを止めてもらって写真を撮ったそうだ。きれいな画像には作業者の協力も必要なのだよ。
POINT5:写真を撮る際は個人が特定できないよう留意する
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マニュアルはいろんな人が見るもの。個人が特定できないような配慮は忘れてはならないのだ。
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私も作業中の顔写真を撮られて見られたら恥ずかしいかも。
POINT6:作業に必要な用具も写真で見せる
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文字だけだとイメージしづらいので、写真で見せることも大切なのだよ。
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手袋やゴーグルなど作業に必要な用具も、写真の方が分かりやすいし、記憶に残りやすいですね。
分かりやすいマニュアルづくりには、どうやったら作業手順を分かってもらえるか、必要なことを理解してもらえるかなど、マニュアルを実際に使う人の立場で進めることがとても大切です。マニュアル使用者との意思疎通を十分に図りながら、より良いマニュアルづくりを進めてください。
恵庭市農福連携成功事例集は、恵庭市役所HPからダウンロードできます。>ダウンロードはこちらから