この記事は2018年6月1日に掲載された情報となります。
新しい技術に興味はあっても、費用に見合う効果があるのかどうかが気になります。あらためて自動操舵のメリットを整理してみました。
自動操舵、7つのメリット
トラクターに自動操舵補助装置を装着して得られるメリットを7つに整理しました。
1.掛け合わせ幅の減少
機械作業が重なる部分が少なくなります。そのぶん作業時間が短縮し、燃料費の削減につながります。
2.旋回の効率化
通常は隣のラインへUターンで入るため、バックや切り返し運転をしなくてはなりませんが、自動操舵はラインを数本飛ばして一筆書きで走れます。
3.精度の向上
等間隔で設定したライン上をトラクターが正確に走ってくれるので、作業精度が上がります。播種や施肥もラインからずれることが減るため、ムラなく作業できます。運転技術が未熟な人の作業をサポートします。
4.作業軌跡の見える化
作業の終わった場所は、ガイダンス上で色分けされ、ひと目で判別できます。天候の変化で作業を中断しても、同じ場所から再開できます。
5.手放し運転
直線ではハンドルを握らなくても真っすぐ走ってくれます。後ろを振り返りながら無理な姿勢で運転したり、長時間、集中したりする必要がなくなり、疲労が大幅に軽減します。
6.夜間の作業にも有効
ガイダンスと自動操舵があると、やむなく行う夜間作業にも役立ちます。
7.マーカーの省略
ブロードキャスターなどで肥料や農薬を散布する際も、目印が不要です。マーカーを省略できるので、作業時間の短縮に直結します。
実際に導入された方からは「一度使ったら手放せない」という声が多く、効果を実感されているようです。