この記事は2023年4月1日に掲載された情報となります。
JAふらの女性部
情報発信部会「のんの」
フェイスブックを運用し、農家の暮らしを写真や動画で発信しているJAふらの女性部の情報発信部会「のんの」。どのようなルールを共有しているのか、そして、こまめに更新し続けるための秘訣(ひけつ)をお聞きしました。
デジタルツールを学び、自分のペースで楽しく投稿
JAふらの女性部に情報発信部会「のんの」が誕生したのは2013年。「どんな思いで野菜を作っているか、今どんな作業をしているのか、農家の母さんがあぜ道を歩きながら感じたことを発信したい」という仲間が集まって立ち上げました。
発信ツールはフェイスブック。先に青年部が運用を始めていたこと、みんなで参加しやすいことから選びました。
「朝起きて、家から見える山の景色がきれいだったら、みんなにも見てもらいたいから写真を撮る」「ミツバチが花粉団子を運んでいたり、鴨の夫婦があぜを仲良く歩いていたりするのを見かけると、撮らなきゃと思う」など、スマホのカメラを最大限に活用しているようです。
プロのカメラマンを招いた撮影講習やパソコンの勉強会を定期的に開催して、スキルアップにも努めています。気を付けているのは「のんの」と個人を区別すること。「誰が投稿しても『のんの』としての投稿になってしまうので、個人的な意見は個人名のフェイスブックに書き込むようにしている」そうです。
車のナンバープレートが写らないようにするなど個人情報の漏出にも注意を払っているほか、会社名が入った段ボールなど個人的な広告宣伝につながる写真も投稿しないように決めました。規約を作って新入会のメンバーに渡すだけではなく、JAの事務局が随時チェックして、危ない投稿はすぐに削除しています。
投稿の順番や当番は決めず、メンバーは好きなときに自由に投稿していますが、更新が滞ることはありません。長く続けるコツを「難しく考えない」「肩肘張らずに自分のペースでやってみること」だと語ります。
今年はのんの設立10周年。誰かに強制されるのではなく「自ら楽しんで」がこまめな情報発信の秘訣のようです。