この記事は2023年2月1日に掲載された情報となります。
コネクテッドファーム構想で目指すもの
スマート農業を使い組織・技術・人・地域をつなぐコネクテッドファームが取り組む、大きな四つのテーマについて詳しくご紹介します。
❶省力化・自動化の実証
●ロボットトラクター×作業機連動による自動作業
●リモートセンシング等を用いた圃場の様子や作物生育情報の取得
人工衛星からの位置情報を活用した自動操舵によるトラクター操縦の省力化は進んでいますが、ロボットトラクター(※無人で圃場内を自動走行するトラクター)やトラクターと連動する作業機、リモートセンシング等の生産現場への導入、活用には多くの課題があります。
ロボットトラクター、作業機、センシング等の機能を組み合わせることで、畑作・酪畜の圃場作業における省力化および労働力軽減を目指していきます。更に、無人走行する上で大きな課題である安全性についても十分な検証を進めていきます。
❷データ活用の実証
●さまざまな生育情報の効率的な収集・蓄積
●データを活用した管理作業の効率化
●各種データを解析・活用した「生産性向上」
センシングやGISなどさまざまなデータを活用していきます。RTK測量による作業の自動記録から始まり、小麦や馬鈴しょ等の収穫支援や、センシングによる作物の生育・病害予測等につなげていきます。これら複数データを組み合わせ営農管理の効率化と生産性向上を目指していきます。
❸人材育成
●スマート農業技術を現場に広く伝える人材を段階的に育成
営農に利活用されている、または今後利活用が見込まれるスマート農業の知識・技術と、その魅力を含め生産者へ普及を図るとともに、生産現場に貢献できる系統職員を育成していきます。
❹情報発信
●得られた実証結果を随時情報発信
コネクテッドファームの取り組み内容や、進捗については随時情報発信していきます。また、JA・生産者のご意見もいただきながら実証を行い、結果の普及に努めていきます。
企業(メーカーなど)や研究機関、行政、ホクレンが協力することで一人ひとりの生産者をサポートします。
これまでの取り組み