この記事は2025年7月7日に掲載された情報となります。
やさしい甘さの「おまめさん きんとき」。北海道産の豆の魅力と更なる可能性について、豆・おかず事業部部長と資材部資材課担当のお二人に伺いました。
フジッコ株式会社
豆・おかず事業部 入道 知生 部長(右)
資材部 資材課 大橋 亮介 係長(左)
ほんのり甘い煮豆だけではなく、塩味やうまみを押し出した「朝のたんぱく おまめさん」シリーズのように、おかずとして食卓から健康を支える商品も。更なる展開を目指します。

内容量:130g
オープン価格
北海道十勝産「大正金時」をやさしい甘さに仕上げたロングセラー商品。金時豆のやさしい甘味を生かした味わいは、どこか懐かしくほっとした気持ちにさせてくれます。「おまめさん」シリーズはバリエーションも豊富。
進化する煮豆と受け継がれるおいしさ
株式会社富士昆布として創業し、昆布と豆を柱に商品開発を続けてきたフジッコ株式会社。60年以上の歴史を重ね、道産素材を生かした商品づくりを続けてきました。
中でも「おまめさん」シリーズは、昔ながらの煮豆を手軽においしく楽しめる商品として、発売から40年以上にわたり親しまれているロングセラーです。十勝産の金時豆を使った「おまめさん きんとき」は、味わいと栄養の両面で特に高く評価されています。
「金時豆は独特の風味とやさしい甘みが魅力。渋みの抜き加減や火入れの方法にも工夫を凝らし、豆本来の味わいを大切にしています」と語るのは、豆・おかず事業部長の入道さん。
「2024年秋のリニューアルでは、更に食感とのバランスを追求しました。加えて、新たに導入を進める瞬間殺菌技術によって、より風味豊かでホクホクした食感の実現も目指しています」と目を輝かせます。
煮豆はシニア層に支持される一方、フジッコでは30〜40代の子育て世代への提案にも力を入れています。
豆類に含まれるたんぱく質や発酵性食物繊維は、腸内環境の改善やフレイル※予防にも役立つとして注目されています。
同社のホームページでは、「おまめさん」シリーズを活用したレシピも多数紹介。忙しい朝にもぴったりで栄養もしっかり摂れる「豆トースト」など、若い世代の食事やおやつにもおすすめです。健康を支える道産豆の魅力が、世代を超えて広がりつつあります。
※高齢になると心と体の働きが弱くなる状態


挑戦を続ける生産者たちの支えとなる商品づくりを
原料調達を担当している大橋さんは「北海道産の豆を使う理由は、供給の安定性と、生産者の方々が築き上げてきた“北海道ブランド”への圧倒的な信頼です」と語ります。
「弊社商品の多くは道産の豆と昆布を原料としています。しかし、近年の気候変動によって、従来のように安定して原料を確保できるのか、不安を感じる場面もあります。特に豆については生産者の高齢化や後継者不足などの理由もあって、調達が難しくなるケースも出てきています」と現状を率直に説明してくれました。
「厳しい状況であっても新たな挑戦を続ける生産者の方々を、私たちは商品づくりや販売活動を通じて支え続けたいと考えています」と大橋さん。
栽培がしやすく収量性に優れ、生産者の負担軽減が期待される新品種「秋晴れ」についても、積極的に使用したいと話しました。

おまめさんブランドサイト>>ホームページを見る
「金時豆のクリームチーズサンド」「豆トースト」などレシピはこちら>>ホームページを見る