この記事は2024年5月27日に掲載された情報となります。
農事組合法人瑞穂
(JAきたみらい)
●DATA
経産牛頭数:300頭
草地面積:約210ha
飼料用トウモロコシ面積:106ha
畑作面積:約160ha
収穫作業:自前のハーベスタで収穫、アグバックは外部委託
バンカー本数・太さ:9本(9m×46m×1.5m)・その他アグバック利用
牧草の収穫について:1番草の収穫は6月20日前後から開始。理想は6月15日ですが、収量を考慮しあえて少し遅らせています。2番草は乾乳牛と育成牛用として乾草やラップで収穫しています。
草地はチモシー単播で、中生~晩生の4品種を圃場、収穫順番によって選定しています。収穫は、必ず晴れの日に行うようにしています。
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牧草サイレージ調製のポイントは?
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圃場から異物が入らないようにしています
●牧草畑にスラリー散布をしません。
●圃場のぬかるみは事前にチェックして刈り取らない、土を巻き込んだ原料草はサイロに入れず廃棄します。
●圃場の枕部分で雑草が多い所はサイレージにしません。
●収穫前は構成員が小まめに圃場に足を運び、ゴミ取りなどを行います。
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サイロをキレイにしています
●バンカーサイロ清掃を構成員で丁寧に行い、石灰の散布も行っています。
●シートが破れないよう、バンカー壁の角にテープを貼っています。
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踏圧&密閉を確実に行っています
●常時トラクターとタイヤショベルの2台で半面ずつ踏圧。
●密閉前に踏圧タイヤ跡をレーキでならすように消し、プロピオン酸を上部に散布しています。
●シート作業の際は靴を脱ぎ、シートが破れないよう作業しています。
●バンカーは1日で閉め切っています。
取り組みの成果
取り組みを行うことで、サイレージロスが減少し、生産性の向上につながっています。また、食い込みの良い粗飼料により、購入飼料の低減と構成員の乳量向上を両立できています。