この記事は2024年2月1日に掲載された情報となります。
中空知 Aさん
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育苗時は窒素・リン酸・カリの追肥を移植前日を含め2回、基幹防除の際に微量要素を中心に2回葉面散布しています。
DATA
●耕地面積:15ha
●水稲作付面積:ゆめぴりか15ha
●育苗形式:ポット(みのる)
●栽植密度:畦幅×株間33cm×14〜15cm ㎡当たりの株数(15cm=65、14cm=70)株
●移植時期:5月17〜22日
●耕地面積:15ha
●水稲作付面積:ゆめぴりか15ha
●育苗形式:ポット(みのる)
●栽植密度:畦幅×株間33cm×14〜15cm ㎡当たりの株数(15cm=65、14cm=70)株
●移植時期:5月17〜22日
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育苗の時は、どのようなことに気を配っていますか?
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均一に育つよう潅水の方法を工夫、移植前日に追肥するよ
育苗ハウスは6棟あり、播種は3日に分けて1日置きに休みを入れ、計5日間かけて行います。育苗期間30〜31日、4.2葉で移植を目標にし、老化苗にならないように気を配っています。
育苗中に窒素・リン酸・カリの追肥を2回行います。1回目は2.5葉期に箱当たり5g、2回目は移植前日に箱当たり7g与えます。苗の潅水はシャトル潅水機で行っており、端の苗まで均一にかけられるように気を配ります。伸び気味の列には水がかからないように噴口を塞ぐなど、一手間かけた工夫もしています。
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タンパク値を下げる施肥管理で心掛けていることを教えてください!
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ドローンで基幹防除を行うのと同時に葉面散布剤で追肥をしているよ
基幹防除をドローンで3回行う内の2回、葉面散布剤を追肥します。さらに7月末と8月上旬に液体微量要素複合肥料等を加えます。
防除の薬剤に加えるだけなので、手間もかかりません。タンパク値を上げる窒素は配合されておらず、リン酸やマンガンなどの微量要素を補うことができます。これにより養分が早く転流し穂の色づきが早くなり、登熟が進みやすくなります。茎丈が長い年は、ビビフルをドローンで施用します。
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その他のポイント
● 8月初旬に落水したが、乾燥したので8月16日に全面積に水入れ
● 毎年もみ殻、牛ふん堆肥を入れて、異常気象にも耐えうる土作り