この記事は2025年2月3日に掲載された情報となります。
ホクレン肥料株式会社
生産企画部 生産技術課
課長 江良 和紀さん
ホクレン肥料株式会社
営業企画部 営業企画課
課長 松久 春季さん
ごく当たり前に使っている肥料。どこでどのように作られているのでしょうか。ホクレン肥料株式会社で詳しく教えてもらいました。
Q.肥料はどんなふうにつくられているの?
A.主に海外からの原料を使って製造されています。
肥料の原料は主に海外から輸入されています。船で運ばれてくるので、ホクレン肥料株式会社では広尾・釧路・苫小牧の港に隣接した肥料センター(原料基地)で受け入れ、検査後、工場に運んで製造します。
BB肥料をつくる工場は帯広(芽室)・北見・空知(三笠)・釧路の4カ所。そのうち帯広と北見では化成肥料も製造しています(図1)。
Q.肥料袋の数字はどんな意味?
A.おおよその成分割合が分かります。
銘柄ごとに決められた肥料の名称は長いので、㆒般的にアルファベットと数字を組み合わせたペットネーム(略称)が用いられます。
ホクレン肥料株式会社の場合は、頭のアルファベットは主にカリの種類で、無印またはCは塩化カリ、Sは硫酸カリ(またはサルポマグ)、Nは硝酸カリ(または窒素の50%以上が硝酸態)を示しています。
数字は肥料3要素の窒素、リン酸、カリの保証成分(%)で、下㆒桁の数字を並べています。詳細な成分については、袋の裏の保証票に記されています。
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保管は涼しく乾燥した場所で!
ホクレン肥料株式会社では製造から4年経ったものは出荷しないというルールを設けていますが、肥料には消費期限はありません。
直射日光と高温を避け、涼しく乾燥した場所に保管してください。開封したものは固結しやすくなります。袋に穴が開いたり、濡れたりしないように気をつけましょう。