令和5年度 生産者モニター試験結果について

キーワード:ラップフィルム生分解マルチ被覆資材

資材事業本部 施設資材部 資材課

この記事は2024年6月28日に掲載された情報となります。

ホクレン施設資材部資材課では、全道各地の生産者の方々にモニターになっていただき、新資材・新技術の実証試験(以下、モニター試験)を行っています。モニター試験を通じて品質・実用性の検証を行い、その結果を活用し生産現場への普及拡大に向けた取り組みを行っています。

令和5年度は、環境負荷軽減や農作業の省力化・軽労化に寄与する資材等について40件のモニター試験を行いました。

被覆資材分野では、生分解性マルチの試験を18件行いました。生分解性マルチは、農作物の栽培後に圃場にすき込むと土壌中の微生物の働きにより最終的に水と二酸化炭素に分解されることから、使用済みプラスチックの排出抑制に貢献するものです。北海道では主にカボチャやスイートコーン等で使用されていますが、最近では道内で作付面積が増加している甘藷(さつまいも)でも使用されるケースもあります。是非、試験結果をご参照ください。

また、ポリマルチ、牧草用ラップフィルムの薄物品試験も行いました。牧草用ラップフィルムでは、フィルムの厚みを従来品より約1割薄くしています。商品に使用されている原材料の使用量は変更していないため、薄くした分を長さ方向に使用することにより、従来品との比較で、長さが約1割アップしています。生産者モニターの方からも高評価をいただいており、資材1本あたりのフィルム面積が増すことから『従来品に比べて、2~3ロール多く巻ける!』『次年度も使用したい!』との声をいただいています。

ご興味のある方はお近くの農協またはホクレン施設資材部資材課(011-232-6163)へお問合せください!!

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