この記事は2024年2月1日に掲載された情報となります。
士別市 大友 仁司さん(JA北ひびき)
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ロールベーラーで稲わらをロール状にして搬出した後、もみ殻や米ぬかを混ぜて堆肥化して圃場に戻す循環型農業を行っています。
DATA
●耕地面積:37.2ha
●水稲作付面積:27.6ha
●育苗形式:成苗
●栽植密度:畦幅×株間33cm×14cm ㎡当たりの株数22株
●移植時期:5月18日
●耕地面積:37.2ha
●水稲作付面積:27.6ha
●育苗形式:成苗
●栽植密度:畦幅×株間33cm×14cm ㎡当たりの株数22株
●移植時期:5月18日
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収穫後の稲わらの処理は、どのように行っていますか?
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稲わらを搬出して堆肥化し、田んぼの土づくりに活用しているよ
親の代から稲わらの搬出を行っています。毎年、稲刈りが終わった後、稲わらをロールベーラーでロール状にして搬出。
その稲わらにもみ殻と米ぬかを混ぜ込み、1年半ほどかけて堆肥を作り、圃場に戻して土づくりに活用しています。稲わらを搬出しておくことで春に圃場がよく乾き、土壌の状態が年々良くなっていると感じています。
また、稲わらを搬出するとワキが発生しないため、水管理では基本的に中干しを行いません。水を与え続けることで、稲の成長を促進させることができます。
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高温に強い苗づくりってどのような点がポイントなんでしょうか?
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芽出しの時は温度を一定に保ち、水量は前半と後半で変えているよ
育苗では、芽出しを均一にそろえることに最も気を配っています。水に浸けて発芽させる際、昼夜で水温が変化しないよう、常に11〜13℃を維持しました。
水量はこれまでの経験上、芽が小さい前半は多く、後半は少なくしています。また、風が当たると苗の成長が遅くなり、苗の成長が不均一になってしまいます。そのため、ハウスに空気を取り込む時には、風向きや風の強さを確認しながらビニールの開閉を行っています。
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その他のポイント
● ケイ酸質資材には、稲のケイ酸吸収率が高い「とれ太郎P」を使用
● 施肥量は10a当たり全層30㎏、側条30㎏と半々の割合で