この記事は2025年5月12日に掲載された情報となります。
「本格炒め炒飯®」のおいしさを支える一つの柱になっているのが道産米。開発の秘話を商品担当、素材調達担当のお二人にお尋ねしました。
※最大の冷凍炒飯ブランド(最新年間売上 対象年度:2020年,2023年)
株式会社ニチレイフーズ
素材調達部 素材調達グループ
中島 惇さん(左)
ライン&マーケティング戦略 商品第一部 米飯戦略グループ
竹本 亮太さん(右)
ニチレイは、冷凍の製品を扱って半世紀以上の歴史をもつパイオニア。商品開発だけでなく運送や保存など、よりよい冷凍食品を多くの人たちに届けるための工夫を重ねてきました。
細部にまでこだわった本格的な味でファンを獲得
から揚げなどさまざまなおかずから冷凍野菜、麺類、おやつまで幅広い冷凍食品を食卓に届けるニチレイフーズ。
数ある商品の中でも「本格炒め炒飯®」は年間売り上げで二度のギネス記録を獲得し、世界で一番売れている冷凍炒飯として高い評価を得ています。
「中華料理店で味わえるような食感、味わいを目指してさまざまな工夫を凝らしています」と話してくれたのは、米飯戦略グループの竹本さん。冷凍米飯商品としては画期的な、炒める工程を導入しただけでなく、3段階炒め製法という独自の技術により高温で米をあおって仕上げています。
そのため、電子レンジにかけるだけでご飯がパラパラで本格的な炒飯を家庭で実現することができました。実はこの商品のおいしさに道産米がひと役かっているのです。

株式会社ニチレイフーズが初めて冷凍食品に道産米を導入したのは1991年。
道産米のおいしさが全国的に認知されるのに先駆けて冷凍焼おにぎりに使用されました。
「粒がしっかりとしていてハリ・ツヤがある。しかも冷凍しても味を保つところが最適でした」と素材調達部で主にお米の調達に携わる中島さんは話します。
この「本格炒め炒飯®」も販売当初から道産米を使用。「道産米のなかでも外皮がしっかりした品種の一等米を使っています。
おかげで粘りがなくパラパラとした炒飯に仕上がります。また、道産米だから安心して食べられるという声もたくさんいただいています」
北海道の米農家と共に未来ある農業に挑戦したい
2023年、株式会社ニチレイフーズは米飯商品製造の新工場をグループ会社である株式会社キューレイに設立。
「米の消費が減っているといわれていますが、当社の米飯商品は年々売り上げを伸ばしています。新工場を設立したことでこれまでの1・5倍生産が可能に。これからいっそうお客さまのニーズに応えたいと思っています。そのためにも米農家の方々にご協力いただきたい」と話すお二人。
米飯商品の多くで道産米を使用するだけでなく、道産米新品種の試験使用を積極的に行うなど、北海道の米生産をサポートしてくれています。

「こうして人気商品を作れるのも、農家の皆さんが安定して質のよいお米を供給してくれるから。これからも安心してお米をたくさん作っていただきたいです。そうして未来ある農業に当社も貢献したい。北海道の米農家の皆さんと一緒にチャレンジしていきたい気持ちです」と熱く語ってくれました。
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