この記事は2019年8月1日に掲載された情報となります。

 

夏の作業に欠かせない日焼け止め。しかし、正しく使わないと十分な効果を得ることができません。効果的な使用法を知り、日焼けから肌を守りましょう！

writer： 對馬 友理（メイクアップアーティスト）

 

日焼け止めの機能を知って効果的に使う

日焼け止めにはさまざまな種類があり、機能や使い方が違いますが皆さんが購入時に気にされるのはSPFとP‌A（表1）ではないでしょうか。

 

 

SPF（紫外線防御指数）とは紫外線（特にUV-B）を浴びた時に肌の炎症が起きるまでの時間を何倍に長くできるかを表した値。炎症の起き方は人によって違います。何も塗らないで10分で炎症が起きる人がSPF30‌の日焼け止めを塗ると10分×30倍で300分遅らせることができるという意味です。

P‌A（UV-A防御指数）はシワの原因となるUV-Aを防ぐ指数。UV-Aは曇っていても真皮（肌の奥）まで到達するので曇りの日も必須！窓ガラスも通過するため室内でも油断はできません。P‌Aは4段階の+の数で防御効果を表していて、選ぶ時は+‌+以上のものがおすすめです。

更に、日焼け止めには紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変えて放出する「紫外線吸収剤」と紫外線を反射・散乱させる「紫外線散乱剤」があります。紫外線吸収剤は効果が高いですが、敏感肌の方はかぶれを起こすこともあります。

そうした方は紫外線散乱剤のものを選ぶか、SPF・P‌Aの値が軽いものを選び、何度も塗り直すなど自分の肌と作業に合わせて正しく使うことが肝心です。