赤かび病防除に新規系統の殺菌剤 ミラビスフロアブルの紹介

 この記事は2022年6月3日に掲載された情報となります。

小麦の赤かび病は開花期に感染・発病する重要病害で、減収をもたらすだけでなく、かび毒デオキシニバレノール(DON)を産生し品質にも影響を及ぼします。

ミラビスフロアブルは、赤かび病防除では新規系統となるSDHI剤で、DONを産生するフザリウム属菌とM.ニバーレ菌の赤かび病に効果を示します。

○特 長
・ミラビスフロアブルは新規SDHI系統の殺菌剤です。
・DON(かび毒)を産生するフザリウム属菌とM.ニバーレ菌による赤かび病に対して優れた効果を示します。
・耐雨性に優れ、安定した効果を発揮し、高品質で美しい仕上がりに貢献します。

○適用病害の使用方法(R4年2月24日現在)

※赤かび病:1500倍で北海道指導参考を取得

○R3年施防協試験の結果
昨年、施防協試験として18カ所28ほ場で体系防除の試験を実施しました。
無処理区を設置した圃場での対照区との効果は、「効果優る」が5カ所、「同等の効果」が7カ所で、高い効果が確認できました。

 ミラビスフロアブル体系防除の対照区との効果

※防除体系は開花始・7日後・14日後の3回散布   

◎農薬を使用する際には、ラベルをご確認のうえ使用願います。