空知産新生姜の安定生産と販売拡大

収穫後の生姜
収穫後の生姜

ホクレンの営農支援の現場からさまざまな取り組みや情報をお届けします。

この記事は2021年2月1日に掲載された情報となります。

Hokuren area Report
岩見沢支所

生姜は北海道では作付けが少ないものの、市場ニーズは高い品目です。中でも、収穫して間もない「新生姜」は、数カ月貯蔵して通年流通している「囲い生姜」とは区別されています。J‌AびばいとJ‌Aそらち南では、ホクレンや農業改良普及センターなどと連携して、新生姜の安定生産と販売体制の構築に取り組んでいます。

生姜は生育適温が高く北海道ではハウス栽培となりますが、温度や水の管理が難しく、生育や収量が安定しない事例も見られました。そのため、先進地から情報を得るなどし、栽培体系を検討。育苗の有無や追肥回数、品種比較などの試験も実施し、親生姜の十数倍の増殖率となる結果が得られました。

栽培中の様子
栽培中の様子

販売面では、GREEN WEBのコンテンツを活用し札幌市内の人気店とコラボ。ムースやジンジャーエール、パン、パフェなどを期間限定で提供しました。

「brasserie coron with LE CREUSET」の新生姜を使ったコラボメニュー
新生姜を使ったコラボメニューの数々 「brasserie coron with LE CREUSET」の空知産新生姜のムース〜さつまいものポタージュ(左)、自家製ジンジャーエール〜空知産新生姜(中央左)、「boulangerie coron」の「空知産新生姜」と蜂蜜のチャバタ(中央右)、「パフェ、珈琲、酒、佐藤」の「空知産新生姜」とシャインマスカット〜コリアンダーの芳香を添えて〜(右)
大きく育て!地域のチャレンジ
ホクレンGREEN WEBの取材記事は「北海道の★★★旬食材」で“大きく育て!地域のチャレンジ。”として公開中。
https://www.hokuren.or.jp/_greenweb_/?post_type=season_vegetables&p=3253

これらの取り組みについて、プレスリリースを行い新聞やテレビに取り上げてもらえるようにP‌Rを実施。今後、「空知産新生姜」が新たな地域ブランドとして成長することを期待しています。