この記事は2024年1月9日に掲載された情報となります。
生産現場の自動化や省力化に資することを目的に取り組んでいる、ロボットトラクター(以下、ロボトラ)の実証試験。今年度は、現段階での作業機や圃場環境への適応などに関する課題抽出を主なテーマに、4月から11月までの8カ月間に渡って行いました。
実証に取り組んだ作業は、畑作の関連は株式会社クボタ、株式会社北海道クボタと播種などの9作業、酪農畜産の関連では井関農機株式会社、株式会社ヰセキ北海道と牧草圃場で収穫などの5作業、デントコーン圃場で耕起などの7作業です。
実証試験の延べ日数は約100日、延べ人数で約530名以上のトラクターメーカー、トラクター販社の担当者が参加しました。トラクターメーカーからは、生産現場と同じ環境で実証試験を行えることや、ホクレンの協力体制に対し一定の評価をいただいています。
次年度以降の実証試験は、今年度の実証試験で抽出した課題を踏まえ、作業機などの稼働試験や適応試験につなげていくほか、安全性確保や導入効果の検証にも取り組んでいきます。
また、今年度はロボトラ実証試験に加え、2024年に株式会社クボタが販売を予定しているロボットコンバインの性能試験についても、当農場が協力して実施しています。
今後も、当農場の圃場や栽培作物を活用した実証試験に継続して取り組み、生産現場の自動化や省力化を目指して取り進めていきます。