皆さんからの疑問を大募集!
今更聞けない疑問をデスカ3号が代わりに聞きます。皆さんの疑問をアンケートでお寄せください。
この記事は2021年6月1日に掲載された情報となります。
農業ロボット「デスカ3号」
農業お手伝いロボットとして開発され、北海道の生産地をさすらいながらお助けします。開発されたばかりなので農業はまったくの初心者です。
家畜糞たい肥を作るには、まず家畜の糞尿を分解する微生物を働かせることが必要です。微生物は、糞尿中の有機物を栄養として活動し、水分が少なく空気のある環境で活発に働きます。水分調整と空気を送り入れるために、麦稈(ばっかん)や稲わらなどを投入して水分を55〜70%程に調整し機械で数回切り返します。これにより微生物の活動が盛んになり、たい肥の温度が上昇し病原菌や寄生虫、雑草種子を死滅させることができます。微生物は栄養源がなくなると活動が低下し、同時にたい肥の温度も下がります。これで完成です。完成までの期間は、糞のみの場合6カ月程度、麦稈や稲わらなどを混ぜ合わせたもので2カ月程度といわれています。
しっかり発酵したたい肥を貴重な有機質・肥料資源として利用し、土壌の物理性改善や、作物の増収・品質向上につなげましょう。たい肥は家畜排せつ物として扱われるため、法律に基づく管理基準が定められています。適切な管理のもとでたい肥を作り、圃場に還元していきたいですね。