コネクテッドファーム通信(2024年3月)
取り組みNOW~生産性向上~

粗飼料生産圃場における安定生産への取り組み

キーワード:オーチャードグラスコネクテッドファームコネクテッドファーム構想チモシー

粗飼料生産圃場における安定生産への取り組み

この記事は2024年3月1日に掲載された情報となります。

 

訓子府実証農場には112 haの自給飼料生産圃場があり、330頭の乳牛(育成牛:165頭、経産牛:165頭)に給与する牧草、飼料用トウモロコシを栽培しています。採草地ではチモシー(TY)とオーチャードグラス(OG)両方を栽培しており、生育期や収穫時における天候リスクを分散しています。

TYは年に2回収穫(6月中旬頃、8月下旬頃)し、越冬性に優れ1番草の収量が多いという長所があります。

一方、OGは年に3回収穫(6月上旬頃、7月中旬頃、9月上旬頃)しており、競合力や耐旱性に優れる長所があります。飼料用トウモロコシは90日クラスと85日クラスを栽培していますが、近年の気温上昇に伴い90日クラスの割合を年々増やしています。

昨年は夏の猛暑の影響で牧草の生育停滞やトウモロコシの病害が発生し、OGの2番草とトウモロコシの反収が低下しました。今年は自給飼料や牛、そして人にとっても良い天候になることを期待しています。

 

2023年 TY収穫実績

2023年 TY収穫実績

 

2023年OG収穫実績

2023年OG収穫実績

 

2023年飼料用トウモロコシ収穫実績2023年飼料用トウモロコシ収穫実績