この記事は2023年12月1日に掲載された情報となります。
訓子府実証農場 畜産技術課
黒毛和種(和牛)現場後代検定とは、未来の種牛になり得る若い候補種雄牛を父に持つ牛を肥育し、その牛の肥育成績を基に候補種雄牛の遺伝的能力を判定する方法です。
一般社団法人ジェネティクス北海道では全道各地の肥育農場と協力しながら、所有する候補種雄牛の現場後代検定に取り組んでいます。訓子府実証農場においても、今年の1月より現場後代検定牛を導入し、現在9頭(雌:5頭、去勢:4頭)を肥育。来年の12月頃から順次出荷となりますが、精度の高い評価に貢献できるよう継続して取り組んでいきます。
2027年には和牛オリンピックとも称される全国和牛能力共進会が北海道で開催されるため、北海道から出品される牛が良い成績を収め、道産和牛、道産種雄牛がますます注目されることを期待しています。