カントリーファーマーズ藤田牧場 藤田 大和さん(JA鹿追町)

消費者のことを想いリアルな酪農の現場を発信

キーワード:SNSフェイスブック情報発信
消費者のことを想いリアルな酪農の現場を発信
この記事は2023年4月1日に掲載された情報となります。

カントリーファーマーズ藤田牧場
藤田 大和さん(JA鹿追町)

酪農教育ファームの認証を受けているカントリーファーマーズ藤田牧場(鹿追町)では、SNSを通じてリアルな牧場の姿を発信し続けています。消費者に向けどのような情報を発信しているのかを藤田さんにお聞きしました。

妻が写真撮影などSNSの更新を担当。消費者のことを想い、投稿するようにしています。
妻が写真撮影などSNSの更新を担当。消費者のことを想い、投稿するようにしています。 https://www.facebook.com/countryfarmersfujitafarm

SNSを使い分けてリアルな牧場の姿を伝える

主にH‌Pとフェイスブックを使って情報発信しているカントリーファーマーズ藤田牧場。今年から消費者に広くアピールするためインスタグラムも本格的に運用を開始しました。フェイスブックでは酪農の現場について、インスタグラムでは牧場の取り組みを発信するなどSNSを使い分けています。

「H‌Pから牧場体験の予約ができるようにした時に、フェイスブックを始めました。5月から酪農体験が始まるので、更新することは増えますが『週に何回』といった更新頻度は決めていません。気が付けば更新するようにしています」と藤田さん。SNSの運用は藤田さんの妻が担当。「無理をしない」をモットーに、趣味の延長線で更新するようにしています。

「業務として人だけが更新担当になると続かないこともあるでしょう。継続的に運用するためには、無理なく月に1回程度は必ず更新する、複数人で分担するなどの工夫も必要だと思います」

酪農教育ファーム認証牧場という「食と命の教育の場」としての情報発信について、藤田さんは「ありのまま伝える」ことを大切にしています。

「情報発信で心掛けていることは『飾らない』こと。当牧場のSNSを見てくれる消費者の中には、酪農体験に来てくださった方も多くいます。SNSを使うことで消費者との距離が近くなっているだけに、話を誇張したり作り話を書いたりするとすぐに分かってしまう。常にありのままを、消費者が知りたいことを考えながら発信するようにしています」と、藤田さん。

SNSを通して寄せられた消費者からの質問に誠実に答えていくなどコミュニケーションを取り、リアルな酪農現場を伝えることで消費拡大につなげたいと藤田さんは考えています。

POINT

・SNS更新は義務化せず「無理をしない」
・消費者からの反応には誠実に対応する
・SNSではありのままを、飾らずに伝える