この記事は2025年2月3日に掲載された情報となります。
訓子府実証農場 畜産技術課
二酸化炭素に比べて温室効果が25倍高いとされているメタンガスは、家畜の呼気(ゲップ)に多く含まれています。日本国内におけるメタンガス排出量のうち、家畜のゲップ由来は27%を占め、その多くは牛から排出されています。
訓子府実証農場では、牛から排出されるメタンガスの低減に関わる取り組みを行っています。メタン抑制効果が期待される添加剤を飼料に混ぜ、牛の状態観察と摂取した牛のゲップに含まれるメタン量を計測しています。
将来的に北海道の酪農畜産分野における環境負荷低減に貢献できればと思っています。
ゲップ量を計測するため個体ごとにビニールで囲った飼槽