コネクテッドファーム通信(2024年12月)
取り組みNOW ~生産性向上

馬鈴しょ可変施肥試験の収量調査結果を紹介します

キーワード:コネクテッドファーム可変施肥生産性向上馬鈴しょ
この記事は2024年12月2日に掲載された情報となります。

訓子府実証農場 農産技術課

 

ホクレン訓子府実証農場 農産技術課では、秋播き小麦の追肥、直播てん菜および馬鈴しょの基肥で、可変施肥を実施しています。
今回は、馬鈴しょの基肥で可変施肥を実施した試験の収量調査結果をお伝えします。

基肥の可変施肥には、スペースアグリ株式会社(帯広市)の土壌腐植含量推定マップを利用し、推定値のムラ(地力ムラ)に応じた施肥を行いました。
試験区は慣行の作条定量施肥区に加え、作条定量施肥区の1.2倍を定量として全層施肥した区(全層増量施肥)と、面積当たりの施肥量が全層増量施肥区と同量となるように可変して施肥を行った区(全層可変施肥)を設けて、収量を比較しました。
その結果、全層可変施肥区は、他の区よりも増収(作条定量施肥区対比で115%、全層増量施肥区対比で108%)が認められました。

今後も可変施肥の試験を継続し、成果を発信していきます。