農業ロボットデスカ3号の

これって何デスカ?VOL.4 土の色は、なぜいろいろあるの?

キーワード:マンガ

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この記事は2021年10月1日に掲載された情報となります。

農業ロボット「デスカ3号」

農業ロボット「デスカ3号」

農業お手伝いロボットとして開発され、北海道の生産地をさすらいながらお助けします。開発されたばかりなので農業はまったくの初心者です。
[音更町の方からの質問!]土の色は、なぜいろいろあるの?
写真引用:中央農試「北海道の土の素顔」より

土の色を決めているのは、主に土壌有機物と鉄の化合物で、その量や形態によって決まります。 

土が黒いのは、土壌有機物が多いことを示しています。動物の死骸や植物が土の中で分解すると、黒色から褐色の有機物(腐植)になり、その量が多いほど黒くなります。

普段は目にすることは少ないかもしれませんが、下層土の色は排水の良否を反映しています。排水の良い土は鉄が酸化されて全体的に褐色をしていますが、常時地下水に浸っている場合は酸素が失われ、青灰色となります。

また、季節的に地下水面が上下する環境では、溶け出た鉄が部分的に集まり、灰色の土層の中に鉄さびの模様が生じるので、下層の色を排水が良い順に並べると、褐色、灰色、青灰色となります。

このように作土や下層土の色は、肥沃度や排水性を知る重要な手がかりとなります。ぜひ、ご自分の圃場の土の色をチェックしてみませんか。