農作業パートの確保・拡充に向けた募集イベント

キーワード:労働力

農作業パートの確保・拡充に向けた募集イベント

カテゴリー:労働力不足対応
実施年度:2019年度
実施:倶知安支所営農支援室
対象JA:JAようてい
協力関係機関:株式会社北海道アルバイト情報社

POINT
●「農家で働くオシゴト説明会」の開催

この記事は2021年6月1日に掲載された情報となります。

労働力確保に向けたこれまでの取り組み

近年、JAようてい管内では農作業パートの高齢化や労働力不足等により人材確保が厳しい状況が続いています。そのような中、JAようていは労働力確保に向け、後志総合振興局や地元観光企業と連携し「しりべし『まち・ひと・しごと』マッチングプラン」「冬季ジョブフェア」「求人パンフレット作成」「求人ネット広告」などの取り組みに積極的に参画してきました。更に2018年7月より、ホクレンと共同で広告やイベントを実施し、検証を重ねてきました。

ターゲットを決めイベント実施

2019年は前年に続き、パート募集イベント「農家で働くオシゴト説明会」を開催。これまでの取り組み経過を踏まえて、主婦層やシルバー層のほか、地域特性(リゾート地区)を生かした潜在的な労働力「冬期間若手労働者」もターゲットに、農作業パートの確保に向けた開催告知用のチラシ(図1)やポスターを作成しました。

募集チラシ(表)

募集チラシ(裏)
図1.募集チラシ(表・裏)

チラシ約1万枚はJAようてい管内の新聞に折り込み、「冬期間若手労働者」向けにホテルやコンビニなどで500枚置いてもらいました。また、JA施設、行政施設、ホテル、コンビニなどでポスターを掲示して告知しました。

イベントは2019年4月19日に倶知安町のホテルで開催し、事前申し込み10名と当日の申し込み7名の計17名が来場(写真1・2)。説明会ではビデオを上映し、概要を説明しました。説明会終了後は個別ブースによる相談会を実施。結果として3名が契約しました(写真3)。5月には、トマトの定植作業に従事し、生産者・契約者ともに好評でした。

全体概要説明の様子
写真1.全体概要説明の様子
農作業用作業着の展示
写真2.農作業用作業着の展示
相談会の様子
写真3.相談会の様子

説明会の開催による手ごたえ

前年に実施した結果と比較すると応募者数および契約者数とも増え(表1)、説明会開催による手ごたえを感じました。

農作業パート募集を推進するため、今後も行政機関などと連携し、説明会の継続実施のほか、「冬季ジョブフェア」などのイベントや「求人ネット広告」を主体とした取り組みも行っていきます。

新聞チラシ折り込みに対する応募者数・契約者数
表1.新聞チラシ折り込みに対する応募者数・契約者数