アンケート:女性の意見

大変なことも楽しいことも。女性のことを分かってほしい。

キーワード:女性農業者

大変なことも楽しいことも。女性のことを分かってほしい。

 

この記事は2019年4月1日に掲載された情報となります。

 

女性農業者が普段感じていることをアンケートでお聞きしました。

 

女性は大変なんです

夫の母と比べられがち(特に嫁いだころは)。昔はこうだったとか、妊娠中も働いたなど。サラリーマン家庭に生まれた自分と比べられても困る(笑)。(40代)

家事も外の仕事も全てにおいて携わらなければならない。気がつくことも女性の方が多いので、気になると果てしなく仕事の量は増えてしまいます。(50代)

農業経営を学びたいのですが、経営セミナーの参加資格は農園の経営者に限られていたりするので、学ぶ機会を探すのが大変です。学びたい女性(妻)にも参加資格を広げてほしいと思います。(30代)

子育てと農作業とプライベートな時間のバランスが難しい。義理の父母は趣味の時間が全くないので、自分だけそのような時間を持つのが申し訳なくなる。(20代)

 

農業は楽しい!

女性部活動が楽しい。同志とのつながり。サラリーマン時代にはなかった「きずな」がある。(40代)

他の職種より、子どもたちとふれあう時間が多いので、子牛が生まれたことを緒に喜んだり、若草の良い香りのする牧場に牛を探しに歩いたり、牛舎の中で楽しそうに遊んでいる姿を見たり。そういう時にこの仕事を選んで良かった、楽しいと思います。(50代)

仕事の結果が思ったより良く、収入も多いとうれしいですし、ねぎらいの言葉や認めてもらって良い評価の言葉や収穫物が得られればうれしいです。(50代)

 

男性に分かってほしい

仕事の手順とかやり方を相手は知っているだろうと思わずに、ちゃんと丁寧に言い方を考えて発言してほしい。(40代)

がいないところで農作業の話が進んでいることが多々あります。聞いてもしょうがないかもしれないけど応耳に入れさせてほしい。(20代)

家事を手伝えとは言わないが、家事も仕事であることを認識して、妻が家事をしている間は寝っ転がっていないように。外で仕事をしていてほしい。(50代)

「女性だから」という先入観を持たずに機械作業から経営のこと、営業の方との対応など、全てのことにおいて男性と同等に扱ってほしい。(30代)

地域の女性たちとつながる場を設けてほしい!例えば、家族ぐるみの遊びや焼き肉パーティーなど。忘年会やホームパーティーでもいいし。(20代)

 

女性が活躍するため

あまり良い嫁にならず、適当に夫をあしらって自分のしたいことをする強い心が必要ですね。(50代)

勉強の場づくり。男性のみ参加という恒例の行事に女性も参加していく。(40代)

活躍するには家族の理解が必要。子育てとの両立でさえ難しいので。(30代)

「妻だから」「姑だから」というのではなく、人材として各人の特性を見ながらお互いに関わる視点が必要だと思う。(30代)

女性自身の積極性。どんなことでも積極的に首を突っ込んでいき、「何でも出来る」ということを人ひとりがもっとアピールすべきだと思う。(30代)

会社員を経験して思うけれど、男女を分けたがることに驚き、困惑しています。勝手な思い込みで女性の能力を潰さないでほしいです。(40代)

女性の世代間でのギャップも大きいです。今嫁ぐ女性は社会経験が豊富で自立している方が多いです。農村の昔からの暗黙のルールに苦しみ、塞ぎ込む方もいます。世代の溝を埋めるコミュニケーションが必須だと強く思います。(40代)