この記事は2018年6月1日に掲載された情報となります。
ドローンや人工衛星から、圃場などの状況を調べる「リモートセンシング」とGPS を使ったトラクターの「自動操舵技術」を活用することで、作物の生育状況や土壌肥沃度に応じて細かく、最適な肥料を正確に投入しバラツキを無くすのが「可変施肥」です。
この「可変施肥」によって圃場内の生育状況の違いなどに合わせて、肥料を正確に散布できるため、施肥量を最適化し、コスト低減や収量アップにもつながります。
「可変施肥」にはドローンや人工衛星からの画像を解析するためのコンピュータとソフトウエア、ガイダンス、自動操舵機器、施肥量調整機などが必要となります。お使いの作業機に装着できる機械も販売されています。
STEP1
ドローンや衛星で圃場の様子を撮影。人間の目には見えない紫外線や赤外線などの波長も読み取ります。
圃場の生育状況のバラツキを把握します。
STEP2
ドローンや衛星が撮影した画像を解析し、土壌肥沃度のバラツキ、土壌水分の状況、作物の生育状況などをデータにしていきます。広範囲に目視ではわからない状況まで把握することができます。
STEP3
コンピュータにより解析されたデータを元に碁盤の目のような可変施肥マップをパソコンで作成します。
STEP4
可変施肥マップをガイダンスに取り込み、自動操舵と連動する施肥機により、各地点の状況に応じて自動で施肥します。