ホクレンの営農支援の現場からさまざまな取り組みや情報をお届けします。

この記事は2020年12月1日に掲載された情報となります。

Hokuren area Report
北見支所

オホーツク管内でも毎年、農作業事故が発生しています。農作業の安全は個々の経営だけでなく、地域農業振興にとっても重要な課題です。オホーツク地区では、2020年度から3カ年を「農作業事故ゼロ推進キャンペーン」期間として、管内各地での積極的な啓発活動実施を呼びかけています。

オホーツク総合振興局など管内の関係機関が参加するオホーツク地区農作業安全運動推進本部では、こうした活動のキックオフイベントとして、「オホーツク農作業安全フォーラム」を8月26日に紋別市、8月27日に網走市で開催しました。

当初は3月開催予定でしたがコロナ禍で延期となり、規模を縮小し両会場合わせて約130名が参加しました。フォーラムでは、若手農業者が自ら「オホーツク農作業事故ゼロ宣言」として安全作業への決意表明を行い満場一致で採択されるとともに、農研機構 安全技術ユニットの積ユニット長による講演や普及センターによる情報提供を行いました。

また、これに合わせ個々の生産者が農作業安全への意識を高めるツールとして、「私の農作業安全宣言」カードを作成しました。これは各自が農作業安全を宣言し事故防止に努めることを誓うもので、宣言日や名前も記入するようになっており、管内の農業生産者に約2万枚配布する予定です。

ほかにも農作業安全への具体的なポイントを紹介するため、普及センターが取りまとめた酪農向け農作業安全資料を3月に配布、畑作向けの安全作業に係る資料も8月に作成し、管内に順次配布しています。また、オホーツク農作業事故ゼロ宣言をP‌Rするポスターも作成しました。今後も積極的な活動を続けていく予定です。

「オホーツク農作業事故ゼロ宣言」の内容は下記リンクよりご覧いただけます。
https://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/ss/num/oshirase/anzen.html