
JA北海道女性協議会
会長 佐藤 美登子(JA新はこだて)
この記事は2026年1月26日に掲載された情報となります。
札幌でバスガイドをしていた時、夫と出会いました。義父の農作業時のけがを機に、夫が農業を継ぎ、一緒に厚沢部に移住したのですが、畑で馬が作業をしている光景は、カルチャーショックでした(笑)。
農家の嫁になって1年も経たないころ、義母の代理で参加したのが女性部の集まりでした。大豆を挽いて味噌汁に入れる「じんだ汁」などの料理を教わったり、農業や子育てなどの話をしたりと楽しい場で、以来、継続して参加するようになりました。
ある時、女性部活動の中で「家族の健康維持の大切さ」を伝える取り組みが始まりました。
厚沢部に嫁いできた時から、味噌汁の塩分の濃さが気になっており、妊娠高血圧症候群になった経験から、適正な塩分濃度の味噌づくりを女性部で開始。
お母さんたちや普及センターの方から味噌づくりを教わり、分量も正確に計量。おいしいと評判が広まり、数年後には塩分控えめ・無添加の「手作り糀味噌」として商品化され、女性部のメイン商品に成長しました。
他にも、米粉を使った保存食「かたこもち」や、もち米が主原料の干し餅「こうれん」など、檜山地方の郷土料理の製造・販売も行っています。
2025年4月には、JA北海道女性協議会の会長に就任しました。私たち女性部は、食と農を守り、「農」と「愛」で次の世代へつなぐことを目指しています。
食育活動を通じて、地域の子どもたちや家庭に食の大切さを伝え、地域の未来を支えていきたいです。
㆒方で、農家のお母さんたちは家事や子育て、農業、地域の助け合いなどで日々忙しく、高齢化や後継者不足、経営面での不安などの難題もあります。女性部の仲間と力を合わせ、持続可能な農業に向けて、さまざまな問題に取り組んでいきたいと思っています。