令和7農薬年度 農薬価格について (令和6年12月1日~令和7年11月30日)

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令和7農薬年度農薬価格

この記事は2024年12月20日に掲載された情報となります。

資材事業本部 肥料農薬部 農薬課

 

1.価格交渉の経過

(1)ホクレンは、9月から農薬メーカー各社と個別に価格交渉を行いました。

(2)メーカーからは、①エネルギー価格の上昇、②生産国での環境規制、③物流費の高騰、④労務費の値上げ等により、値上げ要求がありました。

(3)これに対しホクレンは、厳しい北海道農業情勢を踏まえ、安定供給とコスト低減が図られるよう交渉を行いました。

 

2.決定内容

(1)協議を重ねた結果、ホクレン取扱全体の加重平均で2.5%の値上がりとなりました。

(2)原体については、エネルギー価格の上昇や生産国での環境規制、世界的な需給ひっ迫による調達コストの増加等を背景に、値上げ要求がありました。

(3)製剤についても、物流費の高騰、人員確保を目的とした労務費の値上げ、副資材(キャリア、界面活性剤等)および包装資材の価格上昇に起因する値上げ要求があり、それらを価格反映することといたしました。

(4)コスト低減に向けて、直送大型規格の新規設定を行いました。

(5)なお、主要大型規格を対象に、ホクレンの独自対策として約1億円の農薬コスト低減対策(価格織込)を継続実施いたします。

 

3.コスト低減および省力化に向けた取り組み

(1)ホクレンは、防除コスト低減や農薬散布省力化に向けて取り組みます。

(2)防除コスト低減に向けては、生産者宅まで直送可能な「直送大型規格」および安価な「ジェネリック農薬」の更なる普及拡大に取り組みます。

(3) 省力化に向けては、水稲除草剤分野の「高拡散製剤(楽粒、豆つぶ他)」や「ドローンによる請負散布」の推進強化を図ります。

 

【本件に関するお問い合わせ先】

ホクレン農業協同組合連合会 資材事業本部 肥料農薬部 農薬課
TEL 011-232-6160(直通)