作業着をコーディネートで楽しんでみませんか?本誌表紙の作業着コーディネートをしているスタイリストの松永つくみさんにコーディネートのポイントをお聞きしました。
この記事は2022年4月1日に掲載された情報となります。
監修:松永 つくみ(スタイリスト/株式会社ニナル)
スタイリスト
松永 つくみさん
Profile:2004年札幌デザイナー学院ファッション学科スタイリスト専攻卒業 。2004年スタイリスト鳥羽敏恵氏に師事 。2006年フリーランスのスタイリストとして独立。2011年 株式会社ニナル設立 。雑誌・広告・TV・CMなどのファッション、フード、インテリアのスタイリングなど、多岐にわたり活動中。
あえてシンプルなデザインを組み合わせてスタイリッシュに。
機能的でありながらシンプルなデザインを選ぶことで普段着にも使用できます。ベージュやカーキなど、自然をイメージしたナチュラルな色合いで統一すると、上品な印象になりおすすめです。
こだわりのアイテムを組み合わせて自分を演出してみましょう。
新しいアイテムをコーディネートに取り入れることで新鮮な気分で作業できます。素材などにこだわり、質のいいアイテムを選びましょう。グリーンやベージュ、キャメルのカラーを取り入れると今年らしさを演出できます。
色と色を組み合わせる上級者スタイル 明るいカラーで明るい雰囲気を作ろう。
明るい色合いのコーディネートで周囲の人も明るく楽しくなるような雰囲気を作りましょう。鮮やかなビビッドカラーでポジティブオーラを!ツナギはそうした明るい色合いをコーディネートするには最適なアイテムです。
ここを直せばおしゃれ度アップ!作業着NGコーディネート
●パンツの色と靴・フットカバーの色合いが違う
暖色系ならば暖色系といった感じで同じ色合いで足元をまとめるとスタイルが良く見えます。できれば同じ色で揃えましょう。
●サイズが合っていない
できるだけ身体に合ったものを着るのは基本です。特に太もも周り、二の腕周りはキツくなりすぎず、太すぎないものを。
●柄と柄の組み合わせ
細かな柄同士、大きい柄同士のコーディネートはやぼったくなったり、派手すぎたりといった印象を与えます。柄と柄を組み合わせる時は細いストライプのシャツに大きな花柄のエプロンなど雰囲気を変えるといいでしょう。
●アームカバーとフットカバーの色、柄が違いすぎる
アームカバーとフットカバーは同じ色、柄で揃えるといいでしょう。同じ柄がなければ無地のもので色合いを揃えましょう。
●全体的にくすんだ色でコーディネートをする
暗い印象を与えてしまいます。どこか1カ所、引き締める濃い色を取り入れましょう。
ここで取り上げたNGコーディネートは一般論です。NGでも自分が好きなコーディネートを着続けると、それは個性になります。作業着ファッションは好みがあると思います。しかし、間違いないのは「働いている人の作業着は全てカッコいい」ということ。土が付き、身体になじんだ作業着は働く人の勲章だと思います。ぜひ、好きな作業着を楽しんでください。